2004年1月18日(日)19:03

スペインはEU憲法問題で「建設的提案」を期待

ワルシャワ(AP)

欧州憲法をめぐる論争でスペインは「建設的な提案」に耳を傾ける用意があると同国のアナ・パラシオ外相は述べた。パラシオ外相は日曜日ポーランドで同国のヴラジミエシュ・チモシェヴィッチ外相と会談し、欧州憲法草案について協議した。欧州憲法を協議した12月のブリュッセル首脳会議は、とりわけポーランドとスペインが閣僚理事会の新たな票配分の規定に反対したため、決裂した。

「ポーランドとスペインは国際的舞台、とりわけ拡大後の欧州連合において戦略的パートナーである」とスペインのホセ・マリア・アスナール首相は土曜日の晩、自らの授賞式の席で発言した。同首相は、すべてのEU加盟国の利害は国の規模にかかわらず等しく代表されねばならないと強調し、加盟国間の関係は敬意と信頼および統合に基づくものでなくてはならず、何一つ強制されるようなことがあってはならないと述べた。

PAP通信によれば、ポーランド外相との会談を終えたパラシオ外相は、憲法草案をめぐる論争はこれまで欧州連合の歴史の中でたびたび生じたような小さな問題に過ぎないと語ったという。

原題:Spanien erwartet “konstruktive Vorschlaege” fuer EU-Verfassung




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